【新華社合肥3月22日】中国安徽省の合肥工業大学は今年の春季就職活動に合わせ、学生向けのオンラインプラットフォームを立ち上げた。新型コロナウイルス感染症の流行で移動が困難な学生も、モバイル端末を通じて企業説明会の動画閲覧や履歴書の送付、遠隔面接が可能になった。採用試験に合格した学生はシステム内で企業と直接、雇用契約を結ぶこともできる。
同大4年の陳億傑(ちん・おくけつ)さんは実家のある福建省漳州市に足止めされたままだが、プラットフォームを通じて企業から採用通知を受け取った。同大就職指導センターの丁兆罡(ちょう・ちょうこう)主任によると、登録企業は1500社近くに上り、これまでにオンラインでの大型就職フェアが4回、企業単位の説明会が747回開かれた。就職が決まった学生は437人に上り、卒業生全体の就職率は例年と同じ水準になるとの見通しを示している。
採用活動をする企業も、学生が一歩も外に出ないまま就職活動ができるよう、新たな採用方法を導入している。
液晶パネル大手、京東方科技集団(BOE)で華東地区の採用を統括する洪光東(こう・こうとう)部長は「今年の採用業務の42%が完了したが、大部分をオンラインで進めた。これまでに7万7千通の履歴書を受け取った」と話している。同社はライブ配信プラットフォームでオンライン説明会を10回以上実施し、毎回2万人以上の閲覧者を集めた。
中国教育部はこのほど、今年度卒業生の就職活動を支援するため、五つの就職サイトと連携して学生が24時間365日利用できる「24365キャンパス就職活動サービス」を始めた。これまでに200万件以上の求人情報を掲載している。(記者/劉方強)
春の就職活動はオンラインで 企業や大学が全面支援
合肥工業大学が就職支援プラットフォームに掲載したオンライン就職フェアの案内。(資料写真)(合肥=新華社配信)
春の就職活動はオンラインで 企業や大学が全面支援
就職活動中の学生が24時間365日利用できる「24365キャンパス就職活動サービス」のサイト画像。(資料写真)(合肥=新華社配信)
原载于《新华社》2020年3月22日https://news.livedoor.com/article/detail/18003045/
责任编辑:夏瑞